国際ワークショップIFITTtalk@Kyoto
公開シンポジウム(2019年10月17-18日開催)
テーマ: 観光・ホスピタリティ産業のデジタル化における社会課題探索
- Day 1: 2019年10月17日(木) 15:00-17:30(14:30開場)
- * 同会場で懇親会 18:00-20:00(参加費3000円)
- Day 2: 2019年10月18日(金) 15:00-17:30(14:30開場)
- 開催場所:
- 京都大学吉田キャンパス 国際科学イノベーション棟・西館5階・シンポジウムホール https://www.saci.kyoto-u.ac.jp/access/
- 参加募集のお知らせ(2019-10-06): PDF版(日本語)
- 申込締切: 10月15日(火)まで
- 参加申し込みページ: https://msdhss.sakura.ne.jp/wp/registration-jp/
- シンポジウム参加費: 無料
- 懇親会参加費: 3000円(会場で徴収)
- ITコンソーシアム京都会員様はメーリングリストからお送りした参加申し込みメールからの申し込みも可能です
Day1 (10月17日): スマートツーリズムの実現に向けたロボティクスとAI研究
* 使用言語: 英語(日本語への通訳あり)
基調講演 山口高平 慶應義塾大学理工学部教授
ユーザによるAIロボットアプリケーション開発プラットフォームPRINTEPS
PRINTEPSは、知識表現と推論、機械学習、音声対話、画像センシングおよび動作計画という5種類のSWモジュールが組み込まれており、ユーザーが、ワークフローと業務ルールを日本語で入力するだけで、SWモジュール群に展開され、最終的に、プログラムコードが自動生成され、ロボットが実行可能になります。
略歴
1979年大阪大学工学部卒業。1984 年同大学院工学研究科後期博士課程修了。工学博士。1984年大阪大学産業科学研究所助手。1989 年静岡大学工学部助教授。1996 年南カリフォルニア大学情報科学研究所客員研究員。1997 年静岡大学情報学部教授。2004 年より 慶應義塾大学理工学部教授(現職)。2015 年より慶應義塾大学人工知能ビッグデータ研究開発センター長。人工知能学会元会長、現顧問。情報システム学会会長。
基調講演 馬強 京都大学大学院情報学研究科准教授
観光情報学2.0:観光集合知の編纂と利活用
観光は、21世紀の最も重要な産業です。私たちのグループでは、持続可能な観光社会を実現するために、オーバーツーリズムの克服を目的とした情報技術を研究しています。この講演では、観光知識発見のためのUGC(User Generated Content)マイニングとその応用に関する研究活動を紹介します。特に、ユーザーモデリング、観光スポットの品質推定、およびツアーの推奨に関する研究が取り上げられます。
略歴
Qiang Ma, received his Ph.D. Degree from Graduate School of Informatics, Kyoto University in 2004. He was a research fellow (DC2) of JSPS from 2003 to 2004. He joined National Institute of Information and Communication Technology as an expert researcher in 2004. From 2006 to 2007, he served as an assistant manager at NEC. From October 2007, he joined Kyoto University as an assistant professor and has been an associate professor since August 2010. His general research interests are in the area of multimedia information systems, data mining and social informatics. His current interests include sightseeing informatics, investment informatics, and Informational Nutrition (information complementation).
パネルディスカッション
パネリスト
山口高平 慶應義塾大学理工学部教授
馬強 京都大学大学院情報学研究科准教授
原良憲 京都大学経営管理大学院院長
Iis Tussyadiah IFITT会長
モデレーター: 増田央 京都大学経営管理大学院特定講師
略歴:京都大学経営管理大学院特定講師。博士(経済学)。京都大学大学院修了後、北陸先端科学技術大学院大学を経て、現職。サービス提供時の文脈を考慮したデータ取得や評価に関する研究に従事。
Day 2 (10月18日): ロボティクスとAIが変えるスマートツーリズムの現場
基調講演 三浦達樹 エイチ・アイ・エス経営企画本部広報室主幹
H.I.S.が考えるデジタル化の明と暗
エイチ・アイ・エスが展開する、「変なホテル」やロボットカフェによる新たな合理性を生むサービスの紹介。観光・ホテル業界が抱える「デジタル化の明と暗」について、H.I.S.グループの目線での講演。
略歴
1998年株式会社 エイチ・アイ・エス入社。田町営業所所長、お茶の水営業所所長、経営企画室主幹などを経て、2018年より現職。
基調講演 谷口紀泰 エクスペディアホールディングスロッジングパートナーサービス地方創生推進室室長兼関西地区本部長
ITを活用した宿泊業成功へのサポートについて
Expediaにおける技術活用の位置づけ、Expediaが展開・支援するホテルのレベニューマネジメント・ツール等に関する紹介・議論。
略歴
エクスペディアホールディングス・ロッジングパートナーサービス地方創生推進室室長兼関西地区本部長。大手ECサイトで国内EC事業の立ち上げ後にPMIや海外戦略の立案、M&Aを担当し、その後Directorとして東南アジアにてECビジネスを牽引。エクスペディアへ入社後は関西地区の仕入れ部門を統括。地方創生推進室を立ち上げ、観光庁や自治体と連携しセミナー等を定期的に開催。
パネルディスカッション
パネリスト
三浦達樹 エイチ・アイ・エス経営企画本部広報室主幹
谷口紀泰 エクスペディアホールディングスロッジングパートナーサービス地方創生推進室室長兼関西地区本部長
富野暉一郎 福知山公立大学副学長
略歴: 1944年逗子市生まれ。京都大学理学部宇宙物理学科、東京大学大学院理学系研究科で天文学を専攻。同博士課程中退後、株式会社ヘリオス社長。池子米軍家族住宅問題を契機に、1984年から3期8年間逗子市長。1994年から島根大学法文学部教授。1999年より龍谷大学法学部教授(地方自治論)、2011年から同政策学部教授。2014年龍谷大学より退職。2016年4月より現在まで福知山公立大学副学長。 龍谷大学名誉教授
前川佳一 京都大学経営管理大学院特定教授
略歴:京都大学工学部卒業(1982年)。1982年、三洋電機株式会社入社、映像機器開発に従事。企業派遣によりボストン大学経営大学院修了:MBA(1995年)。神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期修了:博士(経営学)(2007年)。2008年まで、三洋電機にてデジタル機器の技術企画、事業企画に従事。京都大学大学院経営管理研究部特定教授(現職)。
モデレーター: 笠原秀一 京都大学学術情報メディアセンター特定講師
略歴:京都大学学術情報メディアセンター特定講師。博士(情報学)。観光・水産業の情報化に関する研究に従事。2006年、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科修了。株式会社ウィルコム等で新規事業開発等に従事。2014年、京都大学情報学研究科博士課程後期指導認定退学。2016年、京都大学学術情報メディアセンター研究員。2017年、京都大学学術情報メディアセンター特定講師。2019年、株式会社オーシャンアイズ取締役。